先日のサロン開業準備講座 単元16「 ビジネス思考法 発想法 講座 」にご参加された方生徒さんへ-その1-



先日開催しました、サロン開業準備講座 単元16「 ビジネス思考法 発想法 講座  」にご参加された方へ


当日は、実際にあったチラシ制作を事例として取り上げて解説しました。

開催後、もっと「わかりやすくお伝えする」には、「実際に活用いただく」には、なにかもっと良い題材はないかと考えておりました。
そこで、改めて「サロンの名前づけ」を例に、補足解説を加えます。


講座の前半の内容を下記におさらいします。

■「じょうずに考える」ということのポイント

1.本質をとらえる
2.考えるスタンス(立ち位置)を決める
3.発想を広げる
4.整理して組み立てる
5.スケジュールを立ててみる
6.やってみる
7.ふり返って修正する


▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

これに「 サロンの名前づけ 」のケースに当てはめてみます。

●1.本質をとらえる

「サロンの名前」の本質はなんでしょう?

サロンの名前はなんのために必要なのでしょう?

 1)お客さまに覚えてもらうため
 2)パッと見ただけで"なんのお店か"イメージしてもらうため

すぐにと思いつくのは、この二つでしょうか。

もう少し掘り下げてみましょう。

「1)お客さまに覚えてもらうため」の具体的な場面を紹介します

気に入ってくれたお客さまが、ご友人に紹介していただくときや、
看板を見て、あとで、ネットで調べようと思った時に、
「あれ、なんてサロンだっけ」となることがあります。

サロンに限らず、みなさんもお客さんの立場で、このような事態に陥ったことはあると思います。

なので、一度見た聴いただけで覚えていただきやすいという名前にすることはとても大切な要件です。


次に、
「2)パッと見ただけで"なんのお店か"イメージしてもらうため」に触れます。

開業してしばらくすると、サロンの名前が独り歩きを始めます。
看板で、ネットで、人づてで。
その時に、「ん?なんのお店なの?」となってしまわないで、
名前を聴いただけで、サービス名をイメージしてもらう必要があります。

したがって、できれば、サービス内容と結びつきやすい名前がいいでしょう。
ほかの近隣サロンと差別化したくて、さらにサービス内容自体のその地域での認知度が高い場合には、
ほかのサロンと違った特徴を名前に盛り込むことも有効です。


さて、ここまででの説明をひとことでまとめます。
「お客さまにサービス内容を含めて覚えてもらいやすい名前にしましょう」

すごくあたりまえのことのように聴こえると思います。

それでも、実際には、「こんなお店にしたい」という想いが先行して、
なんのお店かわからない名前や、聴き慣れない言葉過ぎて、
覚えてもらえない名前をつけてしまうケースも多く見かけませんか。

自分の想いやサロンのコンセプトを名前に盛り込むのは、
モチベーションをあげたり、スタッフさんの意識を統一するのにも、すごく有効です。

ただ、お客さまに覚えてもらえなかったら本末転倒になってしまいますので、
本質や目的をキチンと捉えることが非常に重要です。



▽▼▽▼▽▼▽▼
●2.考えるスタンス(立ち位置)を決める

だれの目線で考えればいいのでしょう

「名前」そのもので考えると、
あたりまえですが、「私の名前は〇〇です」と名乗っても、
誰かがその名前で呼んでくれない限り、まったく意味がありません。

じゃあ、
誰に呼んでもらうのか =(イコール) お客さま
ということになります。

前述の通り、モチベーションをあげるために自分の想いも触れたり、
一緒にやっていく人がいれば、その人の想いを汲む必要もありますが、
最優先するスタンスは「お客さまの目線」です。

では、来て欲しいお客さまはどんな人なのか、もう少し掘り下げてみましょう。

自分のサロンのお客さまは、どんな方に来てほしいサロンでしょうか。

性別や世代、家庭環境、お住まい、家族構成など。

自分のサロンの特徴も含めて考える必要があります。

サービス内容、価格帯、立地、セラピストとしての自分自身など。
これら、自分のサロンの特徴によっても、来ていただきやすいお客さま像は変化します。


例えば、「ことばの音」を考えると、
性別やサービス内容、価格帯などによって、「好まれやすい音」があります。

mやnから始まる名前の場合、柔らかい印象を与えると言われています。

gやj、zから始まると高級な印象や強そうな印象を与えると言われています。

来てほしいお客さまがよく読みそうな雑誌などの名称やその世代をターゲットとするアパレルブランドの名称などを見ると、非常に参考になります。


または、提供するサービス内容が、強く他のサロンさんと差をつけられる場合は、
その分、来てほしいお客さまのお住まいエリアもより広く考えていく事ができます。
反対に、地域密着でやりたいという場合もあるかと思います。

その場合、ネットで検索してもらうことも考慮して、地域名を含めることを視野に入れる必要が出てきます。


ここまでのお話しは、
「自分のサロンの特徴を踏まえて、来てほしいお客さま像をイメージして、そのお客さまのスタンスから、考えていきましょう」
ということです。

これも、すごくあたりまえのことのように聴こえますよね。

それでも、実際にこんな卒業生さんがいらっしゃいました。

按摩マッサージ指圧師の資格もお持ちのその卒業生さんは、
サロンを開業する時に、「○○治療院」という名称にしようと進めていらっしゃいました。

それ自体が悪いわけでは無いのですが、その方のサロンコンセプトはリラクゼーションをメインにしたいとのことでした。

なので、
「○○さんが、"リラクゼーションを受けたい"というときに、目の前に『○○治療院』と『○○リラクゼーションサロン』とあったら、
どちらに入りますか?」と尋ねたら、
「『○○リラクゼーションサロン』を選びます」と答えると同時に、「あっ」とサロンの名称を変えた方が良いことに気づかれました。

これは、この卒業生さんに限ったことではなく、よくあるケースです。

なので、
自分の想いもすごく大切ですが、一旦脇に置いて、お客さま目線で考えることが重要なのです。

△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲
[つづく]

続けて、以下について掲載します。

3.発想を広げる
4.整理して組み立てる
5.スケジュールを立ててみる
6.やってみる
7.ふり返って修正する
(おまけ:脳みその働きを考える)

△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲

せっかく学んだ技術、取得した資格を活かして、幸せな開業やお客さまから求められるリピート獲得につなげてください。


サロン開業準備講座・リピート獲得講座に関するお問い合わせ先

教務部
電話:03-6880-9088
メール:kyoumu@iroha-seitai.com
ページトップへ